ジャガー その3(ソフトいろいろ)

ミサイルコマンド3D
往年の名作「ミサイルコマンド」が、ATARI&バーチャリティ社の共同開発で「3D」化されたものです。
ゲームは3つのモードがあり(つくづく思いますが、モード好きなATARI)、昔ながらの「ミサイルコマンド」、「3Dミサイルコマンド」、「バーチャル(笑)ミサイルコマンド」があります。

順を追って説明すると、一番目のはもうおなじみの「ミサイルコマンド」そのものの移植であり、特に語る必要はありません。移植度もいい方だと思います。特筆すべきは「本体の設定」ができるところです。
テレビ画面の中に、フルで表示させるか、アーケードマシンに表示させるか、リンクスに表示させるかなどという各設定が可能です。つまるところフレ−ム設定みたいなものですが、テンキーでその(画面の中の)本体をななめにしたりひっくりかえしたりして「ミサイルコマンド」をプレイする事ができます。何のために!?誰のために!?

その次の「3Dミサイルコマンド」はけっこう面白いです。というか、恐いですこれ。照準を動かすと視界もそれにともなって移動するのですが、青空から核ミサイルがジワジワと降ってくる様はかなり焦ります。

問題は次の「バーチャルミサイルコマンド」です。
わけわかんないですこれ。各地に配置されている砲台に視点が自由に動かせるのですが、ポリゴン処理が粗いので(さすがジャグ)、自分が今どこへ行ってるのかがわからないのです。混乱している間にもミサイルは降ってくるは、わけわかんないドラゴンとかが飛んでくるわで、大変です。

・・・恐らくはこのゲーム、推測ですが出るはずだった「ジャグHMD」用に作られたものじゃないかと思います。もしテレビ画面からではなく、かぶってプレイするものだったら、前述した「画面の中の本体」の意味もわかってきますし、「バーチャルミサイルコマンド」の臨場感というか、プレイ感覚も全然ちがっていたものになってるはずです。

サイバーモーフ
イカすの一言です。キングオブクソゲーの称号を与えたいくらいです。
このゲームはジャガー本体発売と恐らく同時期にリリースされた3Dシューティングだと思いますが、この、異常な世界観は頭があがりません。このゲームを徹底的に堪能するためには、プレイする前に十分な睡眠をとり、丸一日はサターン・プレステを我慢しましょう。それで始めれば、もう洋ゲーマスターな気分です。
ぐだぐだ言っててもしょうがないので、この異常な感覚を箇条書きにしたいと思います。

1・グラフィック・・モデリング、配色、どれをとってもバツグン(真面目に受け取らないで下さいね)
2・BGM・・あるわけなし。そのかわり自機のエンジン音が常に「コー」といっている。
3・ルール・・倒すべき宿敵もなく、プレイヤーはただひたすら黄色いモノを集める。
4・プレイ時間・・とても長い。これは労働です。
5・AI女・・プレイヤーが何かするたびに画面左上につるっぱげのAI女が出現し、耳もとでやけにリアルな声で「Well Done」とか、「Ouch」とかいちいち囁いてくる。

これらの環境下でゲームは実に淡々と進んでゆきます。くやしいではありませんか。もともとワビ・サビの世界観を俳句などの表現方法で築き上げてきた日本人が今ではガヤガヤやかましいゲームばかりを作り、アメリカのかたがこのような「そうだ、京都へ」行きたくなってしまうようなゲームを作っている。逆転しているではないですか。

ファイト・フォー・ライフ
やってしまいました。ジャグ初のポリゴン格ゲー。「バーチャ」、「鉄拳」など、その類のゲームは個人的に好きで、実はこれもものすごい期待していたんですが、相撲でいうならば「肩すかし」どころか、塩まいてそのままUターン、軍配といった感じでした。
なめとんかーー!!
まずは一言でした。では解説します。
ゲームはポリゴン格ゲーです。コマンド形態は「バーチャ」に近いです。右右パンチとかで技が変わったりする類のものです。それで、相手を倒すと倒した相手の技を一つ会得することができます。つまり、試合を重ねていくにつれ自キャラも成長していくシステムになっています。
キャラは鉄拳の「カズヤ」みたいな奴とか、ボクサー、インド人(笑)、忍者などいます。

・・・なんか文章におこすとすっげー面白そうに感じてしまいますが、警告します。これはつまんないです。そして私はつまんないゲームは「クソゲー」とすら呼ばないようにしております。御了承下さい。

ただし一点、このゲームは狙っているのかわかりませんが、かなり笑えます。キャラのリアクションなど。
そしてタイトルのテーマ曲!!ショボい音源で音楽が流れ出したかと思うと、サンプリングボイスで「ウーイェー、ウーイェー、ファイトフォーライフ、ファイトフォーライフ」のバックボーカル!これは爆笑しました。この点だけは認めます。

ZOOL2
マイナーながら、スーファミでも出ている割と有名なシリーズのゲームです。スポンサーが「チュッパチャップス」らしく、ゲ−ム中いろんな所で「チュッパチャップス」のロゴを拝見することができます。
ゲームはほぼ「ソニック」だと思っていただいて構いません。
・・とくに非凡な部分もないので、こんなところです。
ただし、グラフィックはバツグンに綺麗です。

エイリアンvsプレデター
かつて私がバイトしていたファミコンショップ「ブルート」のスタッフの中でも特に猛者どもが集まってよくジャガー談義をしたもんですが、中でもこのソフトは「エイプレ」と略してしまうほど、ハマってました。
誰しもがどこかにこのソフトの良さを見い出し、「俺はやっぱ海兵でアローンに攻める」とか、「だめだだめだ、俺はやっぱしプレデターで赤外線を感知しながらクレバーに攻める」だとか、このゲームだけは一人一人楽しみ方が違っていたようです。それだけ完成度の高い作品だとも言えます。
画面構成およびゲーム進行自体が「DOOM」と非常に似通ったところがあり、あの当時でもすでに「あっそ」的な印象を受けるソフトだったのですが、いざプレイしだすと、その奥の深さに気付きます。
まず、「エイリアン」、「プレデター」、「海兵」、この3すくみの構造が非常にバランスがよく、それぞれのキャラに強みと弱味があり、そのキャラにしかない持ち技があります。また、キャラごとにゲームの目的も変わってきます。
「エイリアン」は攻撃後、敵に卵を産みつけ、自分の子供を孵化させる(つまり、自機が増える)能力を持っており、
「プレデター」は様々なセンサーを持っていて、赤外線などで壁の向こうのちょっとした動きも感知できる能力を持っており、
「海兵」は各部屋にある端末から情報を収集できる能力を持っています。
どれが得か、損かはプレイヤー次第で変わってきます。
あれ、マジメに書いちゃったな・・
とりあえず、このゲームはエンディングは1画面です。
でもやっぱり面白いので、1回やってみる価値はほんの少しあります!

「トレバーマクフー」のクレセントギャラクシー
これが今のところジャグ決定版でしょう。作った根拠が全くわからないという、究極のゲーム。
これを作った人は本当にこれをヨシとしているのか!?
ヨシとしているに決まってる!
一体何なんだこの雰囲気は!?難解すぎる!
疑問符ばかりがうかびますが、それほどに、ある意味で敷居の高い横シューになっております。
例えばリンクスの「ゲーツオブゼンドコン」、これも相当異常な横シューですが、それと比べても、こっちの方がもっとスゴイ!!これを体験してしまったら、「ゼンドコン」なんて平々凡々なものです。
開発者はこのゲームを「面白く」作る前に何か非常にこだわっている部分があったにちがいない。
そうでなければ、こんな風になりえない!
まず、登場キャラクターの顔。これは絶対、動物園で豹とかライオンとかをデジカメで撮ってきて、フォトショップでそのまんま切り張りしたに違いない!なんで?なぜ「スターフォックス」みたいにデフォルメもしようとせず、そのまんまコラージュしているのか?動物好きなのか?
その次、敵キャラ!なんでこんなに綺麗なんだ!?そしてなんでこんな色づかいなんだ?
なぜにここまでグラフィックに力を入れる。その時間を、なぜ作曲にまわさない?
ということで、最後にBGM!なぜ無い!その意図するものは何?
この時代「BGMがない」というゲームを作るには、ある確実な理由と、確固たる決心がなくてはしないはず。極端に言えばSFチックな横シューのBGMに演歌を付ける決心と同じようなもので、演歌付けるほうがまだマトモと言えます。企画段階で、「ジョージ、BGM、ナシで行こう」「いいね。ナシだね。」というヤリトリでもなければ・・とにかく、
なんでなんだーー!!
マネできそうで、マネしたくてもマネできない、これぞ洋ゲー!
「買い」です!


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